ホテルに宿泊中にトイレが詰まってしまったときには、どのように対処すれば良いでしょうか?
「フロントに連絡するのは恥ずかしい」と考える方も少なくないでしょう。
この記事では、ホテルのトイレが詰まった時の対応方法を解説します。
また、ホテルのトラブルで困る状況として考えられるのが海外のホテルでトラブルが生じるケースです。
日本国内のホテルでの対応法と合わせて、海外ホテルでの英語でのトラブル対応方法についても解説するのでぜひ参考にしてください。
ホテルのトイレが詰まったらフロントに連絡
ホテルのトイレがつまったときの基本的な対応方法について解説します。
ホテルでは通常は客室にラバーカップ(スッポン)などの対策道具はありませんが、フロントで対応ができるため速やかにフロントに依頼をしましょう。
日本国内でのホテルの対処法
日本国内のホテルに宿泊中にトイレが詰まった時には、フロントに内線をして対処を依頼しましょう。
このとき、どうしても「恥ずかしい」という気持ちが生じますが、放置したままチェックアウトするとホテル側に悪い印象を与えかねません。
最悪のケースでは、配管から汚水が漏れ、下の部屋に漏水してしまうこともあります。
海外ホテルでの英語での説明手順
海外のホテルでも基本的な対応方法は同様です。
しかし、トイレのつまりに関して日本語で伝えるのも大変なのに、外国語で状況を伝えるのはさらにハードルが高く感じられるでしょう。
英語でトイレのつまり対応を依頼する際のポイントは、3点です。
簡単に挨拶をする
フロントに内線電話をして、必要最小限の挨拶をします。
「Hello.Would you help me?」(もしもし、私を助けてくれませんか?)
トラブルが生じていることを伝えるために、挨拶と一緒に助けて欲しいということを伝えます。
部屋番号を伝える
「This is room〇〇」(こちらは〇〇号室です)
部屋番号は、「This is ~」で伝えられます。
英語の部屋番号は、フロア番号と部屋番号をそれぞれわけて伝えます。
例えば部屋番号が「1217(12階の17号室)」だった場合、部屋番号を伝えるときには「twelve seventeen(トゥウェルヴ セヴンティーン)」と伝えてください。
トイレが詰まったことを伝える
トイレが詰まったという状況は、以下のフレーズのいずれかを使用しましょう。
- 「The toilet is clogged up」(トイレが詰まっています)
- 「I can not flush the toilet」(トイレの水が流れません)
国やホテルにもよりますが、10~15分程度でフロントからスタッフが来て、対応してくれます。
ホテルのトイレを詰まらせたら請求されるの?
ホテルのトイレを詰まらせた場合には、わざと詰まらせた場合でなければ法律的に問われることはありません。日本のホテルでも海外のホテルでも同様です。
ただし、絶対に請求されないとは限りません。
例えば、つまりを解消するために水道修理業者を手配することになり費用が発生することになった時に、ホテルから賠償を求められる可能性があります。
ホテルの対応や状況次第ですが、民事の問題は当事者間での意思が重要なポイントになります。だからこそ、心象を悪くしないためにも詰まりが生じたときに速やかに申し出をすることが重要です。
損害賠償を請求されたときに、火災保険や自動車保険のオプションとして個人賠償保険に加入されていれば、補償を請求できる可能性があります。
個人賠償保険とは、過失などにより他人や他人の財産にケガや損害を与えてしまったときに利用できる保険です。
ただし、一般的に火災保険の水ぬれ補償などはホテルのトイレ水漏れには適用されません。個人賠償特約をつけていない方は補償が受けられない可能性があるため、要注意です。
詳細は、契約中のプランを保険会社に確認してください。
海外のホテルは詰まりやすいこともあるため使用法を注意
海外のホテルを使用する際に意識しておきたいのは、海外のホテルは詰まりやすい場合があることです。その理由として考えられるのは以下の点です。
- トイレットペーパーの品質
→日本のトイレットペーパーよりも水に溶けにくく詰まりやすい。国によっては、水に溶けない素材を使用しているので、トイレに流せない場合もある - トイレ機器の品質
→水を流すときの水圧が弱く流れにくい - トイレの使用法
→文化・習慣の違いにより、トイレットペーパー以外のものをトイレに流す人もいる。ふだんの使用法により、配管内に汚れやゴミがたまっていると、詰まりやすくなる
上記の状況が考えられます。
こまめに水を流したり、現地のトイレの使用法について十分に理解してからトイレを使用したりするなど、詰まらせないための配慮も重要です。
まとめ
ホテルでトイレのつまりが生じた際には、速やかにフロントに連絡をしましょう。
黙ったままチェックアウトをしておくと、漏水などの二次被害が生じたり、ホテルに対して悪い印象を与えたりしてしまうことになりかねません。
過失でトイレを詰まらせることは法律上の問題はありませんが、ホテルに対して悪い印象を与える可能性があります。
海外のホテルでも基本的な対応方法は変わりません。
ただし、外国語での対応が求められるということと、トイレの使い方・品質が日本とは異なるという点から、より慎重な対応が必要とされます。
コンビニのトイレを詰まらせてしまった場合の対処法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。