トイレのトラブルと修理方法

夜中・深夜のトイレのつまりに対処する方法|ベストな対策を解説

24時間いつでもトイレが詰まってしまうのは望ましくないことですが、中でも困るのは夜中・深夜にトイレが詰まる状況ではないでしょうか?

特にご自宅にトイレ詰まり対策のグッズがない場合には、急いで購入しようとしても空いている店舗が限られます。

この記事では、夜中にトイレが詰まったときの対処法を解説します。夜中にトイレが詰まってお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

夜中・深夜にトイレが詰まったときの対策1:家にあるもので対処する

トイレ掃除

夜中・深夜にトイレが詰まって、しかもラバーカップなどのトイレ対策グッズがないときには、焦りを感じる方が多いのではないかと思います。

しかし、ご自宅にあるものでも緊急対策を取ることは可能です。

お湯(ぬるま湯)

お湯を使用した対策とは、40~50℃のお湯をトイレに流すだけのとてもシンプルな方法です。

お湯をトイレのつまり対策に使用するには、以下の2点が重要です。

  • トイレにたまっている水をあらかじめ抜いておく
    →水の温度によりうすくなってしまうのを避けるため
  • 高めの位置から排水口に向かってお湯を注ぐ
    →高さにより勢いをつけることで、つまりの箇所まで温度が下がらずにお湯が到着する

お湯を注いでから30〜60分経過したときに、つまりが解消されているかどうかを確認してください。

ゴム手袋

清掃用のゴム手袋を使ってトイレのつまりを解消できる可能性もあります。

対応の方法は2とおりあります。

ゴム手袋を使用した対応方法
  1. 1つ目は、ゴム手袋を装着してトイレのつまりを直接拾い上げる方法です。
  2. 2つ目は、拳を排水口に出し入れして、圧力によって詰まりを解消する方法です。ラバーカップの容量で排水口の中心に拳を出し入れして、「つまり」を解消します。

どちらの方法でも、身体や衣類に汚水が付着しないようにしっかりとゴム手袋を装着することが重要です。

トイレ用洗剤

トイレ用の洗剤を使って「つまり」を解消する方法もあります。

原因別トイレ用洗剤
  • 塩素系洗剤:尿石
  • アルカリ性洗剤:油・カビ・嘔吐物
  • 重曹+クエン酸:トイレットペーパー・排せつ物

洗剤を使用してトイレの詰まりを除去する場合、まず灯油用ポンプを使用して便器内の水を抜きます。

そして、薬剤をトイレに注いだ後に40~50℃のお湯を注ぎます。

薬剤の種類にもよりますが、15〜30分程度の時間でつまりが解消することがあります。

ハンガー

折り曲げ可能な針金ハンガー(クリーニング店で使用されているようなタイプ)を使用して、「つまり」を除去できる場合もあります。

ハンガーの使用法は、以下のとおりです。

ハンガーを使用した対応方法
  1. 針金ハンガーを1本の棒のように真っ直ぐに伸ばします
  2. ハンガーで便器などを傷つけないように先端にビニールテープを貼ります
  3. トイレ排水口から、針金ハンガーをゆっくり入れます
  4. 先端が詰まっているものに当たったら、ほぐすようにハンガーを動かします

トイレットペーパーや排せつ物などの詰まりに対して有効です。

ペットボトル

500ccのペットボトルをラバーカップの代用として使用することも可能です。

手順は、以下のとおりです。

ペットボトルを使用した対応方法
  1. ペットボトルの底面をハサミで切り落とす(大体4cm程度)
  2. ペットボトルのフタ部分を親指で押さえて密閉した状態で、排水口の中央ににペットボトルの切り口の方を当てる
  3. 圧がかかるように出し入れを繰り返す

ラバーカップほど密封性はありませんが、簡易的にラバーカップのような道具を作成できます。

夜中にトイレが詰まったときの対策2:深夜営業・早朝営業の店で道具を購入する

スッポンと業者

家にできる緊急用の応急処置方法では対処が難しい場合、長時間空いている店舗を活用する方法もあります。

代表的なショップを紹介します。

コンビニ(24H)

長時間空いているお店の代表的な例は、コンビニエンスストアです。

大半の店舗は24時間営業で、なおかつ幅広いアイテムが販売されています。

多くのコンビニで取り扱っている商品
  • ゴム手袋
  • ペットボトル
  • トイレ用洗剤
  • ハンガー

また、100円ショップ併設型のコンビニでは、ラバーカップが販売されている可能性もあります。

ドラッグストア(深夜営業・24時間営業)

ドラッグストアのなかには、深夜営業や24時間営業をおこなっている店舗もあります。

特に都心部・都市部のドラッグストアは営業時間が長いことが多いため、営業時間を確認してみましょう。

ドラッグストアに販売されている商品のラインナップは、以下のとおりです。

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  • トイレ用洗剤
  • 重曹・クエン酸
  • ラバーカップ
  • ゴム手袋
  • ペットボトル

ラバーカップは、取り扱っていないブランド・店舗も多いため、在庫状況などを照らし合わせながら確認しましょう。

ディスカウントストア(深夜営業)

ドンキホーテなどのディスカウントストアは、夜遅くまで営業しています。

ディスカウントストアでは、生活に密着するアイテムが販売されています。

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  • ラバーカップ
  • トイレ用洗剤
  • ペットボトル

深夜まで営業をしている店舗が多いため、緊急時の有力な候補の一つになるでしょう。

ホームセンター(早朝営業)

ホームセンターのなかには、早朝6・7時からオープンしている店舗もあります。

早朝にホームセンターで商品を購入すれば、朝に「つまり」を直してから会社に出勤することも可能です。

ホームセンターでは、トイレの「つまり」に対応できるアイテムが一とおり揃っています。

大型の店舗であれば、プロ仕様のローポンプ(吸引力の強い業務用の真空式パイプクリーナー)や効力の強い業務用の薬剤なども販売されています

夜中にトイレが詰まったときの対策3:水道修理業者に依頼する

トイレ掃除

夜中にトイレが詰まったときに、水道修理業者に依頼する方法もあります。

水道修理業者であれば、応急処置から本格的な修理まで、要望に合った対応を依頼できます。

水道修理業者の緊急駆けつけサービスの概要

水道修理業者は、基本的に電話1本で自宅まで駆けつけ、サービスをおこないます。

営業時間は店舗によって異なりますが、中には年中無休・24時間対応で運営している業者もあります。

そのほか、夜間の依頼に関する水道修理業者のポイントは以下のとおりです。

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  • プロならではの技術力と専門的な工具により大半の「つまり」を即日対応
  • スピード駆けつけ対応
  • クレジットカード払いや後払い制度を利用できる業者なら手持ちのお金がなくても依頼できる

ただし、水道修理業者を選ぶ際に気をつけたいのが、業者ごとの違い

水道修理業者は、サービス内容や価格などがかなり異なります。

深夜にトイレが詰まったときには、焦りや不安が大きくなりがちなので、なおさら慎重な対処が必要です。

信頼できる水道修理業者の依頼方法

深夜の緊急時に信頼できる水道修理業者を選ぶ際には、深夜でも安心して作業を依頼できる業者を選ぶことが重要です。

夜中の緊急事態に依頼すべき業者の条件について解説します。

24時間対応

夜間に水道修理業者を手配する際には、24時間対応の業者に依頼する必要があります。

水道修理業者のホームページで情報を確認する際に注意しなくてはならないのは、「24時間受け付け」の業者です。

24時間受け付けの業者のなかには、メールなどで依頼の受け付けはおこなってはいるものの、作業対応は翌日以降という対応を取っている業者も存在するためです。

緊急時の作業を依頼する際には、依頼した際に最短で駆けつけてくれる業者を選ぶ必要があります。

深夜の割増料金なし

深夜に依頼をすると、割増料金がかかる水道修理業者もあります。

深夜の時間帯に作業を依頼する以上はある程度仕方の面もありますが、深夜割増料金なしで対応している水道修理業者もあるので、割増料金なしの業者がオススメです。

割増料金の金額次第では料金がかなり割高になることもあるため、割増料金のかからない業者を選びましょう。

見積もり無料

水道修理業者は、目安となる料金表はありますが、多くのケースでは実際の症状や状況をふまえた上で料金が確定します。

したがって、実際に想定していた料金よりも見積額が高額になることもあります

しかし、出張見積もりが有料の場合、作業を依頼しないケースでも出張費・見積費用を請求されるため、気軽に比較検討できません。

また、「料金が高い」と思って断る場合にも見積費用を請求されることになります。

こうした費用負担は、大きな不安にもつながるため、見積もり無料の業者に依頼しましょう。

案内・安心が丁寧

緊急の事態とはいえども、深夜に自宅に外部の人を招き入れるのはとても勇気を要することです。不快な対応や高圧的な接客を受けた場合には、大きな心理的負担を感じてしまうことでしょう。

また、深夜だからこそ近隣住民の迷惑にならないよう、話し声や作業中の音などにも配慮が必要です。

案内・対応が丁寧な業者に依頼をすることで、安心感をもって作業を依頼できます。

悪徳業者の見分け方についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

深夜にトイレが詰まった時には、精神的に焦り・不安が感じられます。

しかし、冷静に対処をすれば、深夜であってもつまりの解消は可能です。例えばご自身での対応をおこなう場合には、身近にある洗剤やゴム手袋などで簡易的な対応が可能です。

また、地域にもよりますが夜間・早朝にオープンしている店舗もあるかもしれません。